【出産前に知っておきたいお金の話】出産手当金・出産育児一時金とは?産休中の生活を支える制度を紹介
「出産にはどれくらいお金がかかる?」
「産休中は給与がなくなるけれど、生活費はどうしよう?」
はじめての出産を迎えると、赤ちゃんを迎える楽しみがある一方で、出産費用や産休・育休中の生活費について気になることも多いのではないでしょうか。
実は、健康保険には出産にかかる費用や、産休中の生活を支えるための制度があります。
今回は、出産前に知っておきたい「出産育児一時金」と「出産手当金」について、分かりやすくご紹介します。
目次
出産にかかるお金、どうする?
出産を控えると、
- 入院・分娩にかかる費用
- 妊娠・出産に伴う医療費
- 出産後に必要となる生活用品
- 産休中の収入
など、さまざまなお金について考える必要があります。
特に気になるのが、「産休中の収入がどうなるのか」という点ではないでしょうか。
そんなときに知っておきたいのが、健康保険の給付制度です。
出産育児一時金とは?
出産育児一時金は、健康保険の被保険者やその被扶養者が出産したときに支給される給付です。
出産にかかる費用は、通常の病気やケガとは異なり、健康保険が適用されない部分があります。
そこで、出産にかかる経済的な負担を軽減するために設けられているのが、この制度です。
ポイント
「出産するときの費用をサポートしてくれる制度」
と覚えておくと分かりやすいでしょう。
出産育児一時金の支給額や対象となる出産、支給方法などには一定の条件があります。
また、医療機関等が制度を利用する直接支払制度などを利用できる場合もあります。
出産を予定している場合は、あらかじめ医療機関に利用できる制度や手続き方法を確認しておくと安心です。
産休中の生活費が心配……そんなときは「出産手当金」
出産を控えた方にとって、もう一つ気になるのが産休中の収入です。
会社を休んでいる期間は、通常どおり給与を受け取れない場合があります。
そこで、健康保険から支給されるのが出産手当金です。
出産手当金は、健康保険の被保険者が出産のために会社を休み、その期間について給与の支払いを受けられないなど、一定の条件を満たした場合に支給されます。
ポイント
「出産のために仕事を休んでいる期間の生活を支える制度」
と考えるとイメージしやすいでしょう。
支給される期間や金額には条件がありますので、出産を予定している場合は早めに確認しておくことをおすすめします。
「出産育児一時金」と「出産手当金」は何が違う?
名前が似ているため、少し分かりにくい2つの制度。
簡単に整理すると、次のような違いがあります。
| 制度 | 何をサポートする? |
|---|---|
| 出産育児一時金 | 出産にかかる費用の負担をサポート |
| 出産手当金 | 出産のために仕事を休んでいる期間の生活をサポート |
つまり、
「出産にかかるお金」→ 出産育児一時金
「産休中の生活費」→ 出産手当金
と覚えておくと分かりやすいでしょう。
出産前に確認しておきたいこと
制度を知っていても、申請方法や必要書類が分からないと、いざというときに慌ててしまいます。
出産を予定している方は、早めに次のことを確認しておきましょう。
① 自分が利用できる制度を確認する
健康保険の加入状況などによって利用できる制度が異なる場合があります。
まずは勤務先の担当者や加入している健康保険に確認しましょう。
② 申請方法を確認する
出産育児一時金や出産手当金には、それぞれ申請手続きがあります。
「出産してから調べればいい」と後回しにせず、産休に入る前から確認しておくと安心です。
③ 医療機関にも確認する
出産育児一時金については、医療機関で利用できる支払制度がある場合があります。
出産予定の医療機関に、費用や利用できる制度について確認しておきましょう。
知っているだけで、出産前の不安が少し軽くなる
出産は人生の大きなイベントです。
だからこそ、「楽しみ」だけではなく、お金や仕事、産休中の生活について早めに準備しておくことも大切です。
「出産にはどんな制度があるの?」
「産休中の収入はどうなる?」
そんな疑問を感じたら、まずは制度を知ることから始めてみましょう。
健康保険には、出産や子育てを支えるためのさまざまな制度があります。
詳しい内容は協会けんぽで確認できます
今回ご紹介した出産手当金・出産育児一時金の支給条件や申請方法、支給額などは、加入している健康保険や個々の状況によって異なる場合があります。
最新の情報や詳しい手続きについては、全国健康保険協会(協会けんぽ)の「出産手当金・出産育児一時金」案内をご確認ください。
出産前に「知っておく」ことが、安心してその日を迎えるための準備につながります。
当社ではこれからも、仕事に関する情報だけでなく、働く皆さまの暮らしに役立つ制度やお役立ち情報を分かりやすく発信してまいります。